ももんがの乳がん忘備録

乳がんの記録。ステージI、ホルモン受容体陽性、HER2陽性。気ままに、かつ、忘れないように更新したいです。子宮内膜症の治療も同時進行中です。

母への知らせ

クリニックから電話連絡があり、ガンであることが分かりました(正式告知はまだですが)。

早速主治医に検査結果を説明してもらい、

早めに紹介状ももらって、手術する病院に転院しなくては!

…とこれからの予定を目まぐるしく考えていた私。

そこに待ったがかかります。

 

看護師さん「先生から結果について説明してもらうので、クリニックに来て欲しいのですが、必ず付き添いの人を連れて来てください」

 

何ですと~!!

こちら独身一人暮らし43才ですよ!

説明は1人で聞く気満々だったので、

誰にも何の根回しもしてません。

 

「1人で大丈夫なので1人で行かせてください!」

と頼んでも、「ダメです。家族でなくても友達でもいいので誰か一緒に来てください」の一点張り。

しかも検査説明は月曜、水曜、土曜の17時からしか枠がないそう。

そして年明けで他にも検査結果をお知らせしなきゃいけない患者さんが何人かいるので、

予約は仮予約は受け付けておらず、

ちゃんと付添人との予定調整をしてから確実な日付を予約(先着順)してほしいと。

 

ひ〜、どうしよう⁉︎

正直この時が1番焦りました(^_^;)

 

先生から説明聞かないと紹介状もらえない。

紹介状もらえないと治療に進めない。

これ以上の待ち時間はやめて〜!!

 

手術の際は母親に頼もうとは思っていましたが、

母親は二拠点生活していて、あと3週間ほど地元に帰ってこないと聞いています。

でもこれ以上説明聞くのに時間をかけたくない!

 

クリニックからの電話を切って、すぐさま母親に電話。

母「もしもし?どうしたの?」

私「突然で悪いんだけど、明日か土曜に付き合ってもらいたいところがあるんだけど、戻ってくることできるかな?」

母「何で?なんかあるの?」

私「実はガンになっちゃって、

病院で説明聞きに行きゃなきゃなんだけど、

その説明に付き添いがいないとダメって言われたんだよね…」

母「は?ガン?ナニソレ?」

 

母上、本当に申し訳ないm(_ _)m

こんなに突然、しかもこんなに雑に

カミングアウトする予定ではなかったんですが、

一刻も早く予定を組みたかったのです。

 

とりあえず、次の土曜日に一緒に行ってくれると言質をとって、

クリニックに予約を入れました。

そして母には「予約取れたよ。残業中だから仕事終わったら連絡する」とだけLINE。

仕事もちょうど忙しい日で、感傷に浸る暇もなく、そのあとは仕事に戻りました。

 

 

残業終えて帰宅後。

改めて母親に電話。

すると、当たり前ですが、かなり心配していました。

「あの後、全然連絡ないから、

やけになって飲み屋で飲んだくれてるのかと思ったわ」と。

失礼な。真面目に仕事してたわ。

 

母親にはこれまでの概要を説明。

市のがん検診で要検査になったこと、

組織検査をして結果が今日連絡あったこと、

先生からの詳しい話はこれから聞くこと、

手術は別の病院でやってもらう予定だということ、

紹介してもらう病院はもう調べて決めていること、

などなど。

相談というより報告って感じでした。

 

幸いなことに私の母親だけあって、

パニックで泣き出したり

倒れたり寝込んだりするタイプではないので

良かったです。

 

「あんたも大変ねー。

でもしょうがないね。

頑張るしかないね」

と、最後はエールをもらいました。

まあ元気そうです。本心では分かりませんけどね。

 

 

自分が病気だと知らされるより、

親にそれを伝えることのほうが、

気持ち的にしんどいです。

自分は粛々と治療するだけなので、

大変かもしれないけど、何とかなりそう。

でも親としては自分を責めたり、

ひたすら心配したり、

整理しきれない気持ちなんじゃないかな。

想像すると、本当に申し訳なくなる。

病気になるのは仕方ないとしても、

せめて親よりは長生きするよう治療に取り組むのでそれで許してくださいな。