ももんがの乳がん忘備録

乳がんの記録。ステージI、ホルモン受容体陽性、HER2陽性。気ままに、かつ、忘れないように更新したいです。子宮内膜症の治療も同時進行中です。

確定診断を聞きに行く

2023年1月14日

 

母親と一緒に乳がんの確定診断を聞きにいきます。

いわゆる「告知」というやつです。

 

まあ検査結果が良くない結果ということは、

事前の電話連絡でわかっているので、

今日はその詳細を聞いて、治療する病院を紹介してもらうことが目的です。

 

事前にネット調べで「頭が真っ白になるから聞くべきことをメモしておくと良い」

ってあったので、聞きたいことをリストアップしてみたけど、メモするほどなかった…。

サブタイプを聞くのと、希望の病院への紹介状を頼むの忘れなければいいかなと。

でもあまりにも質問ないと時間がもたないかなと、一応何個か絞り出しました。

 

 

土曜日の診療終了間際。

おそらく私たちが最後の診察のようです。

あまり待たずに診察室に通されました。

 

先生は相変わらずにこやかに、でも神妙な顔をしていました。

先生「この間、組織をとって検査した結果が出たので、本日は来てもらいました。

残念だけど、結果的に悪いものが発見されてしまったんです。

つまり、がんが見つかりました」

私「はい」

(しまった〜!!「ガーン!」って言いたかったのに、

この神妙な雰囲気に負けてまた言えなかった∑(゚Д゚))(←アホ)

 

先生の後ろに看護師さん2人、母親もいてみんな真剣だったので(当たり前)、ダジャレなんて言ったら怒られそうで。

 

先生は検査結果を次々と説明していきます。

・種類は小葉ガン。小葉ガンは最初から乳管からはみ出てるので、最初から浸潤ガン

・小葉ガンは見つけにくい

・腫瘍の大きさはいびつだけど、1番長さがあるところで2.5センチくらい

・ホルモン受容体は陽性

・HER2は偽陽性のため、追加で別の検査をして陽性か陰性か確定させる必要がある

・K i67は検査してないので数値不明

 

母親は事前予習してないのでちんぷんかんぷんだったみたいだけど、

私は予習のおかげで大体理解できました。

 

希望している病院にも紹介状を書いてくれるとのこと。

先生は、私が目をつけていた先生のことも知っていて、

よく患者を紹介しているようでした。

まあ近くの大学病院だしね。

 

それと今後のことで、可能なら部分切除を希望していると伝えたところ意外な答えが。

先生「小葉ガンは初期のガン細胞が見つけにくいんです。

なので、今画像に出てこなくても小さなガン細胞がすでにある可能性があります。

そうなると、部分切除だとガン細胞を残してしまう可能性もあるので、個人的には全摘を考えてもいいのでは、と思います。

まあ転院先の先生の考えも聞いて判断してくださいね」

 

ううむ。なるほどー。

入院期間が短いという理由で部分切除を希望してたけど、

やっぱり全摘の方が安全かなあ。

まあまだ先の話なので、じっくり考えよう。

 

他にも何か聞きたいことありますか?

とすごく丁寧にお話ししてくれて、私としては充分満足でした。

 

紹介状は今日すぐには用意できないとのことで、

週明け月曜夕方に受け取りに来て、

翌火曜に手術する病院に受診しに行く予定です。

 

最後に先生が

「お母さんも冷静ですねー。

普通はもっと動揺する人が多いんですが」って。

普通はもっと動揺するんだ!と少し驚きました。

やっぱり、あんなに雑にガンの発表してしまい、

母親に対しては申し訳なかったな。

 

 

無事告知を終えてクリニックから出たあと。

母親を伊豆から呼び出してしまったので、

お詫びも兼ねて、夕食を食べにいきました。

久しぶりに来たビストロで

ワイン飲みながら美味しい岩牡蠣などいただきました。

 

確定診断されたらショックを受けるかもと思った時もありましたが、

あっけないほどいつも通りの1日でした。

 

これでようやく治療に進めるぞー!