足の付け根の痛みの原因は、椎間板ヘルニアだろうという見立てが出て。
本日、脊髄専門の先生に診てもらうべく、改めて整形外科を受診しました。
事前のネット検索では、ヘルニアの大多数は数ヶ月以内に治癒するから保全療法がセオリーと言うことだったので、まあ私もそのつもりでいました。
きっと様子見って言われて治らなかったら数ヶ月後に手術かな。
それなら「ヘルニコア」と言う新しい治療法を使えないかな。
と、呑気に考えていたのです。
脊髄専門の先生は目力強めの若々しい先生。
専門医らしく、私のヘルニアについても詳しく解説してくれます。
「うん、前の病院の先生が気にしていた、ここにある何かはヘルニアだね。
と言うか、ここ以外にもここに写っているのもヘルニアだよ」
何と私のヘルニアちゃん、MRI輪切り画像の3枚に渡って写り込んでいました。
「ドゥルゥ〜ンって垂れてここまできてる。
で、神経に巻き付く感じになってる」
ちょっとちょっと、なんか痛そうなこと言ってますよ(^_^;)
診察台に横になって足の動きなども確認してもらいました。
やはり右足の動きが悪いし上手く力が入らない。
足首を伸ばすのはできるのですが、手前に曲げる動きができない。
力いれて、って言われて力入れてるつもりでも全然力が入ってない。
先生には「筋力低下があるね」って言われました。
私の場合、筋力はあるけど指令が上手く伝わってないだけだから、筋力低下とは呼ばないと思っていたけど、私の症状は筋力低下と呼ぶようです。
通常、椎間板ヘルニアは保存療法が第一選択肢になるけど、筋力低下がある場合は手術適応になるそうです。
神経もナマモノだから、ずっと圧迫してると元に戻らないことがある。
自然治癒を待っていると筋力低下が後遺症として残ってしまうことがあるのです。
「もし、手術するなら最短で3月11日に手術できるけどどうする?
症状的に手術を強くは勧めないけど、弱く勧める感じかな」
と言われて、少し迷ったものの、その場で「じゃあやります!よろしくお願いします」と答えました。
聞いた先生本人も「え?この場でそんな簡単に決めて本当に大丈夫?家族とか仕事とか」と少し引き気味σ(^_^;)
良いんです。私の身体以上に優先するものはない!
「この5年で4回手術してますから」って言ったら、
「強いねえ」とお褒めの言葉をいただきました。
迷いがないと言ったら嘘になります。
1番の迷いは、すぐ快方に向かったらどうしようってこと。
実は今でも痛みはそこまで強くなくて、痛いけどヨロヨロ歩けるくらい。
あと1ヶ月くらいなら我慢できそうな気がします。
でも、この力が入らない状態は正直怖い。
上手く足が持ち上がらないので何もないところでつまづいたり、踏ん張れないのでよろけたり。
気をつけてはいますが怪我のリスクが増しているのを体感しています。
この状態が一生続くかもしれないなら、できるだけ早く手術して圧迫されている神経を解放してあげたい。
そう思い、手術を決めました。
今日は痛みもそれほどでもないし、治りかけてるのかも、と淡い期待を抱きつつも、手術してくれるならしよう、と。
という訳で、手術まで日にちがありません。
午後から仕事に行く予定でしたが、急遽術前検査をすることになりました。
コルセットの採寸、レントゲン、採血、採尿、心電図、肺機能検査、心エコー、リハビリ科での診察、PTさんとの顔合わせ。
ひと通り終わって再度整形外科で診察。
術前検査は特に問題なく、予定通り手術できそうだと。
CTも撮って、最後に入退院センターで入院説明を受けてやっと終了。
お昼ご飯も食べられず、結局終わったのは4時でした。
長い一日でした。
でも入院前にもう1日来ないといけないんだよなぁ…